• マザーネットの歩み

1994年7月マザーネットの前身
キャリアと家庭」両立をめざす会設立
~ 保育所探しの苦労から、
会の設立を決意 ~

この会を作ろうと思ったのは、子どもを希望の保育所に入れるための苦労がきっかけでした。 結婚して6年、なかなか子どもに恵まれず、2年間の不妊治療を経て、1992年11月8日に無事長男を出産。保育所に入りにくいのはなんとなく聞いていたので、生後2カ月の子どもを抱っこし、保育所探しを始めました。
まず第一希望の保育所を訪問し、4月から入所したいことを伝えました。そこで保母さんに言われたのは「仕事を続けようと思っていたら、7月までに出産しないと公立の保育所は無理よ!これは常識。」とのこと。やっと恵まれた子どもなので、そんなことは考えてもみませんでした。
その後、市認可の家庭保育所や隣の市の保育所、無認可の保育所などをまわりました。中にはこんなところで保育できるの?と疑うようなところも数カ所ありました。市の保育所申請用紙には第8希望まで書くことができます。もちろん第8希望まで記入しました。予想通り希望の公立保育所には入れず、1駅電車に乗り、坂を登ったところにあるマンションの1室を利用した市委託の家庭保育所への入所が決まりました。よし!今度は7月までに産むぞ!と第2子を計画妊娠。
しかしまたまた問題発生。育児休暇を取得すると、上の子が3才未満のため、せっかく入った保育所を退所しなければならないとのこと(現在は2才未満に変更になりました)。そんな情報はどこにも書いてありません。実はまだ前例がなかったのです。これでは第2子が希望の保育所に入所できても、第1子が入所の権利を失います。保育所のはしごは、勤務時間から考えて不可能です。
市の保育管理課の男性いわく「ふつう働いていたら、第2子の出産は3年開けるでしょう。」。ここで怒り爆発!ワーキングマザーは市に出産の間隔まで決められるのでしょうか。我が家のように、なかなか子どもの出来ない家庭もあるのです。
この後、くやしさをぐっとこらえて、何度も保育管理課を訪れ交渉しました。あまりのしつこさからか、「それなら第2希望のところへ、兄弟共入ってください。」と急に態度が軟化。どうやら、うるさい→緊急度が高い→優先的に措置するということのようです。
せっかくの楽しい育児休暇時代、こんな苦労をこれから子どもを産んで仕事を続けようとする人にはしてほしくない…。そんな思いから会を設立しよう、と決意しました。

沿 革

1994 / 07
「キャリアと家庭」両立をめざす会を設立

第1回講演&情報交換会の様子。

第1回講演&情報交換会の様子。
働き続けるために住みやすい市はどこかなど、関心のあるテーマに分かれて、情報交換をしました。

次男出産予定日の3日前に取材を受け、新聞にて会員募集。反響は大きく、すぐに会員は70名に。その後は年に1~2回、土曜の午後に講演&情報交換会を開催。ある時アットホームな会にしようと、自宅での開催にチャレンジしたが、マンションの下の階からの苦情により、一度きりで断念…。

1996 / 03
「キャリアと家庭」両立のためのノウハウ集を発行

情報交換会ではとても貴重な情報が飛び交っている。どこの市が保育所に入るのに有利とか…。こんな情報を会に出席できない人たちに伝えたい!とノウハウ集の発行を思い付く。輝く10人の女性を取り上げ、タイムスケジュールで生活を紹介。新聞各紙、NHKなどに取り上げられ、発行部数2,000部。1冊1冊の申し込みには熱い手紙が添えられていました。夜勤のある自衛隊の方、シングルマザーの方、夫の理解が得られずやむなく退職した方…。毎日30分だけ早起きしてお返事を書きました。上司が育児休暇を取得させてくれない、との手紙には、3年経てば上司は変わるとアドバイス。その後本当に3年で変わりました、辞めずによかった、とお礼の手紙をいただいたこともあります。同じ悩みをかかえている仲間がいることを知るだけで、みんな元気になっていくんだ、ということを知りました。

1999 / 07
月刊情報誌「Career&Family」を発行

会に参加できない会員の方から、情報誌を発行してほしい、という声に応えて、月刊誌の発行を決意。しかしまったくの素人で、トラブル続出。執筆者や編集者に支えられ、何とか毎月乗り越えています。みんなで作り上げた、という感動は、仕事や子育てでは得られない貴重な体験だと思います。 そして、毎月読者の方々から寄せられる感想のFAXやメール。励ましのお便りを読むと、またがんばるぞ!とやる気が湧いてきます。情報誌の中では、ワーキングマザーの仕事・家庭・子育てについての悩みを掲載した「声&悩み」コーナーが好評です。

2000 / 07
ホームページ cari fami netオープン

ホームページを早く作ってほしい、との声に応えて、念願のオープン。これもまったく素人の私。情報誌編集の土谷さんに支えられ、何とかオープンにたどりつく。インターネットを通じて、できるだけ多くのワーキングマザーに情報提供することが目的。月刊誌では悩みに対しての回答が1カ月後だったが、リアルタイムに悩みに対して仲間からコメントがもらえる場を提供したいと思っています。

2001 / 08 / 27
「株式会社マザーネット」を創業

創業まもない頃の社長の上田理恵子と副社長の丸岡八千。

創業まもない頃の社長の上田理恵子と副社長の丸岡八千。
依頼の電話にすぐに対応できるよう、昼食のお弁当は交替に飲み込むようにしていました。

17年間勤めた会社を退職し、思い切って起業しました。
7年間の会の活動の中で「子どもさんの急な発熱」で非常に困っているワーキングマザーの姿を多く見てきました。「こんな時、安心できるスタッフが自宅に来て子どもを見てくれたら、その間に出社し急いで仕事を片付けることができるのに」「病気の時にベビーシッターはちょっと不安で・・・」という切実な相談を受けてきました。
会としてこんな時、何もしてあげられないもどかしさを感じていました。ワーキングマザーに本当の意味でお役に立ちたいと会社設立を決意、創業いたしました。

2003 / 07
東京支社開設

2004 / 10
長野支社開設

2005 / 08
福岡支社開設

2018 / 10
マザーケアサービスのサービスエリアは、1都1道2府13県へ拡大。

全国にサービスを届けよう!」を
合言葉にがんばっています。

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(関西及び、下記以外のエリア)
東京支社 03-5733-6777(関東)
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